【1】事前準備段階で気を付けること
● 相場感を把握する
- 引越し料金には定価がありません。
- 必ず複数社(2~3社)に見積もりを取り、「この規模ならいくらが妥当か」の相場観をつかむことが重要。
● 引越し日を柔軟に検討
- 3月・4月・月末・土日は繁忙期・高額ゾーン。
- 日程を1日ずらすだけで1万~3万円安くなることもあります。
【2】見積もり段階で気を付けること
● 訪問見積もりは「口頭での約束」に注意
- その場で「このサービスも入れておきます」と口頭で言われても、契約書に明記されていないと無効になる可能性があります。
- 必ず「見積書にすべてのサービス内容が明記されているか」確認する。
● オプション費用の内訳を明確に
- 「エアコン脱着」「洗濯機取付」「吊り作業」などの追加オプションは業者ごとに料金がバラバラ。
- 内訳が不明瞭な業者は注意。
● 「トラックの大きさ」や「スタッフ人数」の確認
- 荷物量に対して適切なトラックと人員が確保されているかを明示してもらう。
【3】契約書・引越し当日で気を付けること
● 見積書兼契約書の控えを必ず保管
- トラブル時の証拠になります。デジタルでもOK。
● キャンセルポリシー(解約金)を確認
- 通常は「2日前:30%」「前日:50%」「当日:100%」が目安。
- 急なキャンセルや日程変更に備えて、必ず契約前にチェック。
● 作業当日の責任者を確認しておく
- 現場スタッフの対応に問題があった場合、誰に連絡すれば良いか明確にしておくと安心。
【4】よくあるトラブルとその予防策
トラブル例 | 予防策 |
---|---|
追加料金を請求された | 契約時に「追加費用なしで確定か?」と明文化させる |
家具・家電の破損 | 損害賠償・補償内容を契約書で確認(例:最大〇万円まで補償) |
スタッフの態度が悪い/雑な作業 | 作業前に責任者に「丁寧作業をお願いしたい」と一言伝える |
時間通りに来ない/遅延 | 契約時に「時間幅」だけでなく、遅延時の連絡義務や対応方針を確認 |
【5】おすすめのチェックリスト(契約時確認項目)
- 引越し日・時間帯・作業開始予定時間
- 荷物量・トラックのサイズ・スタッフ人数
- 基本料金とオプション料金の内訳
- キャンセル料規定
- 損害補償の範囲と上限金額
- 搬出・搬入場所の条件(階段・エレベーター等)
- 契約内容の書面控えを受け取ったか
目次
見積書の内容をよく確認する
「見積書の内容をよく確認する」というのは、料金トラブルを防ぐための最も重要なポイントの一つです。
ここでは、見積書のどこをどのようにチェックすべきか、詳しく解説いたします。
見積書を確認する目的とは?
引越し業者との契約前に見積書を確認する目的は以下の通りです。
- 総額はいくらか、適正な価格かを判断するため
- 不要なサービスが含まれていないか確認するため
- 当日、想定外の追加請求をされないようにするため
- キャンセル料や補償内容などの条件を把握するため
見積書で必ず確認すべき項目一覧
項目 | 確認内容 |
---|---|
基本料金 | 運搬作業にかかる基本的な料金。作業人数・作業時間などに基づいて計算されているか |
割増料金 | 土日祝、早朝・深夜、繁忙期(3月〜4月)などの追加料金が含まれているか |
オプション料金 | エアコン取外し・洗濯機設置・梱包作業などが有料かどうか。明細に記載されているか |
ダンボール・資材 | ダンボール・テープ・布団袋などの提供数・価格・無料か有料か |
養生作業費 | 建物(壁・床・廊下)を保護する作業が含まれているか。追加費用が発生するかどうか |
車両台数・作業員数 | 使用されるトラックの大きさと台数、作業にあたる人数が明記されているか |
損害補償制度 | 荷物の破損・紛失があった場合の補償金額、保険加入の有無 |
キャンセル料 | いつからキャンセル料が発生するか、いくらかかるのか(標準では3日前以降〜) |
支払い方法 | 現金・クレジット・振込など支払方法の明示があるか。支払期限も確認 |
見積もりの有効期限 | 見積書が何日まで有効か。期限を過ぎると料金が変わることがあるので注意 |
よくある注意点(トラブル事例)
- 「サービスに含まれています」と言われたが、実際は有料だった
→ 口頭だけで済まさず、書面で確認が必要です。 - 当日になって荷物が多いと言われ、追加料金を請求された
→ 事前に「追加料金の発生条件」が記載されているか確認。 - キャンセルしたら高額な手数料を請求された
→ 見積書または約款にキャンセルポリシーが記載されているか確認。
複数社の見積書を比較するポイント
- 総額だけでなく、「何が含まれていて、何が別料金か」を比べる
- オプション項目の有無とその料金(例:エアコン脱着は含まれているか)
- 書面の丁寧さや、担当者の対応のわかりやすさも評価材料になります
アドバイス:確認時の具体的な質問例
- 「この金額に含まれていない費用はありますか?」
- 「当日、荷物が増えた場合の追加料金は?」
- 「キャンセルはいつまでなら無料ですか?」
- 「ダンボールは無料ですか?回収もしてくれますか?」
こうした質問を事前にしておくと、誠実な業者かどうかも判断しやすくなります。
契約書(注文書)を交わす
契約書(注文書)とは?
引越しの契約における「契約書(注文書)」とは、引越し業者とあなた(利用者)との間で、作業内容・料金・条件などを正式に合意したことを証明する書類です。
これは口頭での約束や見積書とは違い、「法的な効力を持つ契約書類」として扱われます。
なぜ契約書を交わすことが大切なのか?
以下のような理由から、契約書を交わすことは非常に重要です。
1. トラブル防止になる
- 作業内容や料金、補償内容、キャンセル条件などが明記されるため、口頭での言った・言わないを防げる
- 後日トラブルがあっても、契約書を根拠に冷静な対応が可能
2. 契約の内容を双方で正しく共有できる
- 引越しの日時、作業範囲、運搬する荷物の内容、支払方法などが明文化される
- 業者と利用者の間で、共通の認識ができる
3. 標準引越運送約款が適用される根拠になる
- 契約書には「標準引越運送約款」または業者独自の約款が記載されています
- この約款に同意することが、契約書への署名・押印や同意ボタンで正式に示される
契約書に記載されている主な内容
項目 | 内容の例 |
---|---|
契約日・引越し日 | いつ契約し、いつ引越しを行うか |
引越元・引越先の住所 | 運送区間の明記 |
使用車両・作業人数 | 予定されるトラックの台数と作業員の数 |
荷物の内容 | 特に注意が必要な荷物(ピアノ・冷蔵庫など)の有無 |
料金総額 | 基本運賃+オプション+割増料金などの合計 |
支払方法・期日 | 現金、カード、振込などの支払い条件 |
キャンセル規定 | 何日前からキャンセル料が発生するか、金額の割合 |
損害補償の内容 | 荷物が破損・紛失した場合の対応と補償額の上限 |
適用される約款 | 「標準引越運送約款」または業者独自の約款の名称・内容 |
契約の流れと注意点
- 見積もりを受ける
→ 内容をよく確認する - 契約書(注文書)の提示を求める
→ 必ず書面または電子形式で発行してもらう - 契約書の内容を確認する
→ 不明点があれば、その場で質問する - 署名・押印または電子同意で契約成立
※急かされたり、契約書の提示がない場合は、契約を急がないことが大切です。
電子契約について
最近では、以下のような電子契約(ペーパーレス)も増えています。
- 見積書・契約書をPDFでメール送付
- 専用サイトにログインして、内容を確認後に「同意ボタン」を押す形式
電子契約も正式な契約として有効ですが、画面をスクリーンショットしたり、PDFを保存しておくことを忘れずに。
よくある注意点・落とし穴
ケース | リスク |
---|---|
口頭だけで予約してしまう | 曖昧な約束で、後日トラブルになる |
書面をもらわずに支払った | 内容が証明できず、補償を受けられない可能性 |
契約書の内容をよく見なかった | 不要なオプションが含まれていたり、割増料金が発生していることも |
標準引越運送約款または自社約款を確認
「約款(やっかん)」とは、契約内容をあらかじめ定めた契約の基本ルールのことです。
引越しの場合、運送内容や料金、キャンセル時の対応、荷物の損害賠償などが文章で整理されています。
つまり、「どんな条件でサービスを受けるか」が書かれているのが約款です。
■ 標準引越運送約款とは?
国土交通省が定めた「引越しに関する全国共通の契約ルール」です。
多くの引越し業者がこの標準約款に基づいて契約を結んでいます。主な内容には以下が含まれます:
- 運賃・料金の構成(基本料金、オプション、割増など)
- 解約(キャンセル)料の規定
- 荷物の破損・紛失時の補償と対応手順
- 遅延や作業トラブル時の対応ルール
- 約款に基づく紛争処理や相談方法
この約款に準じていれば、利用者が不利になるような条件を一方的に押し付けられることは基本的にありません。
■ 自社約款とは?
業者が独自に定めた約款で、標準引越運送約款をベースに一部内容を変更している場合が多いです。
注意が必要なポイント:
- キャンセル料が標準よりも高く設定されていることがある
- 補償の範囲が狭められているケースがある
- 荷物の取り扱いや対応期限が独自ルールになっていることがある
自社約款を使っている業者は、その旨を事前に利用者に明示し、同意を得る義務があります(法令で定められています)。
■ 約款を確認する理由とメリット
理由 | 詳細 |
---|---|
トラブル防止 | 万が一の破損・遅延・紛失時に、補償の範囲や手続きが明確 |
不当な請求の防止 | キャンセル料や追加料金が正当なものかを判断できる |
契約内容の正確な理解 | 口頭の説明だけでは見落としや誤解が生まれやすい |
公正な取引を守る | 自社独自ルールが標準と比べて不利でないかを確認できる |
■ 約款の確認方法
- 見積もり時に「約款の種類」を聞く
- 「標準引越運送約款に基づいていますか?」と尋ねる
- 「自社約款を使用している場合、その内容を見せていただけますか?」と確認
- 契約書(注文書)や見積書の中に記載があるか確認
- 通常、最後のページや注意書き部分に「本契約は標準引越運送約款に基づきます」と記載されています
- 紙またはPDFで受け取る/業者の公式サイトで確認
- 標準引越運送約款であれば、国土交通省のサイトにも掲載されています
■ 自社約款を使っている場合の注意点(具体例)
内容 | 標準約款 | 自社約款(例) |
---|---|---|
キャンセル料 | 引越し日の前々日までは無料 | 1週間前からキャンセル料が発生する場合あり |
補償上限 | 荷物1件につき30万円 | 10万円までと独自に定めていることも |
遅延の対応 | 遅延による損害の賠償あり | 遅延に対する責任を免除する内容の場合も |
※このような条件の違いがあるため、「自社約款」を使っている業者とは慎重に契約内容を確認すべきです。
オプションサービスの内容と料金
引越しの基本料金に含まれない、追加の作業やサービスを依頼する場合に発生するものです。
引越し業者によってサービス内容や料金は異なりますが、必要に応じて利用すると便利で、引越しがスムーズになります。
■ 主なオプションサービス一覧と料金の目安
サービス名 | 内容 | 料金の目安(税込) |
---|---|---|
エアコンの取外し・取付 | エアコンを旧居から外し、新居に取り付ける | 取外し:6,000円〜、取付:10,000円〜15,000円程度 |
洗濯機の取付・取外し | ホース接続、設置などを専門業者が行う | 3,000円〜6,000円 |
テレビ・AV機器の配線接続 | 面倒な配線を業者が代行 | 3,000円〜5,000円 |
荷造り・荷ほどき | 梱包・開封作業をすべて業者に任せる | 荷造りのみ:20,000円〜/荷ほどき:15,000円〜 |
ハウスクリーニング | 退去前の部屋や新居を清掃 | 1R:15,000円〜/2LDK:30,000円〜 |
不用品の処分 | 家具や家電など不要品を処分 | 1点あたり2,000円〜/大型家具は要見積もり |
ピアノ運搬・特殊品輸送 | ピアノ・金庫・仏壇などの運搬 | ピアノ:15,000円〜30,000円/階段作業ありで追加費用あり |
車・バイクの輸送 | 引越し先まで自動車・バイクを運ぶ | 車:20,000円〜/バイク:10,000円〜 |
ペット輸送 | ペット専用車両で輸送(安全性確保) | 15,000円〜30,000円(距離による) |
ダンボール・梱包資材 | ダンボール・テープ・布団袋などの提供 | ダンボール10枚:1,500円〜(無料提供の業者もあり) |
ダンボール回収 | 使用後のダンボールを引き取り | 無料〜3,000円(引越し後1ヶ月以内など条件あり) |
家財の一時保管 | トランクルームなどに一時預ける | 月額3,000円〜10,000円(量・期間による) |
■ オプションを利用する際の注意点
- 見積書に明記されているかを確認する
口頭ではなく、書面で明確にされていることが大切です。 - 「基本サービスに含まれているのか」「追加費用が発生するのか」を必ず確認する
特に「エアコン」「洗濯機」「梱包サービス」は業者によって含まれている/いないが異なります。 - 当日になっての追加依頼は割高になることがある
必要なオプションは、見積もりの段階で申告しておきましょう。 - キャンセルや変更には対応期限がある
オプションサービスの変更・取り消しにも期限やキャンセル料が発生する場合があります。
■ こんな人におすすめのオプション例
オプション | 向いている人 |
---|---|
荷造り・荷ほどき | 忙しくて準備の時間がない人、高齢の方、子育て世帯 |
ハウスクリーニング | 賃貸退去時に原状回復を求められている人 |
エアコン取外・取付 | 自分でできない、専門業者に任せたい人 |
不用品処分 | 家電リサイクル対象品(テレビ、冷蔵庫など)がある人 |
■ 見積もり時の確認ポイント
- このサービスは無料で含まれていますか?
- 料金は定額ですか?荷物の量や作業状況によって変動しますか?
- 当日変更が可能か?キャンセル料は?
上記を質問することで、業者の対応の誠実さや柔軟性も見えてきます。
荷物の取り扱い・補償範囲の確認
引越しでは家具や家電、思い出の品など大切な財産を業者に預けることになります。
そのため、もし破損や紛失があった場合に、誰が責任を持ち、どう補償されるのかを契約前に確認しておくことが、トラブル防止の鍵になります。
■ 主な確認ポイント
1. 荷物の補償対象と補償範囲
標準引越運送約款では、原則として荷物1個につき30万円を上限に補償されます。
ただし以下の条件があります:
内容 | 解説 |
---|---|
荷物が業者の責任で破損・紛失した場合 | 補償対象(修理または弁償)になります |
利用者の申告義務あり(高額品) | 高額品(30万円超のもの)は事前申告が必要 |
自然災害や不可抗力による損害 | 補償対象外になる場合があります |
荷造りを利用者自身が行った場合 | 梱包不備による破損は補償外とされることがあります |
2. 高価品・壊れ物の事前申告
高額品(貴金属・絵画・骨董品・ブランド品など)は、見積もり時または当日までに申告する必要があります。
申告がない場合、破損・紛失があっても補償の対象外となることがあるため要注意です。
よくある高価品の例:
- ノートパソコン/スマートフォン
- 一眼レフカメラ・レンズ
- ブランドバッグやアクセサリー
- 美術品・楽器類(バイオリン・ギターなど)
- 金券類・現金(※基本的に運搬不可)
3. 補償の申請期限
標準引越運送約款では、引越し完了日から原則3か月以内に申し出をする必要があります。
これを過ぎると、補償の請求権が失効する可能性があります。
4. 自社保険・追加保険の有無を確認
業者によっては、独自の損害保険(運送保険)に加入している場合があります。
また、オプションで補償範囲を拡大できる「追加保険サービス」がある業者もあります。
確認ポイント:
- 保険の補償内容と上限額
- 適用条件(梱包を業者が行っているかなど)
- 自己負担の有無
5. 荷物の運搬方法や管理体制も確認
業者の荷物取り扱いに関する姿勢も大事なポイントです。
確認すべきこと | 理由 |
---|---|
養生作業(壁や床の保護)が行われるか | 建物への損傷を防ぐため |
雨天時の対応(防水シートなど) | 濡れによる破損防止 |
一時保管時の保管場所・期間 | トランクルームなどに預ける場合の管理体制 |
■ 見積もり・契約時に確認しておくべき質問例
- 「高価なものがありますが、補償の対象になりますか?」
- 「壊れた場合、どのように補償してもらえますか?」
- 「梱包を自分で行った場合でも補償されますか?」
- 「保険に加入していますか?追加で入ることもできますか?」
これらをしっかり聞いておくことで、安心感が違います。
引越し当日の時間帯と立会いの有無
引越しには、作業開始の時間帯によって大きく分けて以下の3つのタイプがあります。選ぶ時間帯によって料金やスケジュールの自由度が変わるので、よく理解して選びましょう。
スケジュール
1. 午前便(朝一番)
- 開始時間の目安:8時~9時頃
- メリット:
- 時間通りにスタートしやすい(最初の作業なのでズレが少ない)
- 荷物搬入後、午後の時間を有効に使える
- デメリット:
- 他の時間帯より料金がやや高め
- 朝早くから準備を終えておく必要がある
2. 午後便(午前作業が終わり次第)
- 開始時間の目安:13時~15時頃(幅がある)
- メリット:
- 午前便より安くなることが多い
- 午前中に最終準備ができる
- デメリット:
- 作業開始時間が読めない(前の作業が押す可能性がある)
- 終了が夕方~夜になる可能性あり
3. フリー便(時間指定なし)
- 開始時間の目安:業者の都合により当日連絡
- メリット:
- 一番料金が安い
- デメリット:
- 何時に来るか直前までわからない
- スケジュールが立てにくい
引越し当日の「立会い」について
1. なぜ立会いが必要なのか?
- 荷物の確認(積み込み・搬入)を一緒に行うため
- 貴重品・壊れ物の扱いについて指示できる
- 建物や荷物に損傷があった場合に、その場で確認できる
- 作業完了後の確認・署名が必要な場合がある
特に大切な家具・家電、大型荷物などがある場合は、立会いがある方が確実かつ安心です。
2. 誰が立ち会えばいいの?
- 基本は契約者本人が立ち会うのが望ましいです。
- どうしても難しい場合は、家族や代理人でも可能ですが、事前に業者に連絡しておくことが必要です。
3. 立会いが必要なタイミング
タイミング | 立会いの理由 |
---|---|
搬出前(旧居) | 積み残し防止、荷物の確認、傷のチェック |
搬入時(新居) | 設置場所の指示、養生の確認、破損の有無 |
作業完了時 | 荷物の数・状態の最終確認、サインや支払いの手続き |
4. 立会いができない場合の対応方法
- 事前に立会人(家族や代理人)の氏名・連絡先を伝える</strong
- 荷物の指示書や配置図を準備しておく
- スマホでビデオ通話対応をするなど、遠隔対応を相談する
※立会いなしを認めていない業者もあるため、契約時に必ず確認しておきましょう。
■ 注意すべきポイント
項目 | 内容 |
---|---|
時間帯の選び方 | 午前便は早いが高め、午後便・フリー便は安いが時間が読めない |
到着時間は前後する可能性あり | 他の現場の進行によって前後するので、余裕を持った予定を組む |
立会いは原則必須と考える | 荷物のトラブル防止・確認のためにも重要 |
当日、緊急連絡先を用意する | 渋滞や遅延時の連絡手段を確認しておくと安心 |
口コミや評判のチェックも忘れずに
引越しは一度きりの大きなイベントで、料金も高額です。
見積書やホームページだけでは分からない「実際の対応の質」や「トラブルの有無」を知るために、口コミは非常に重要な情報源となります。
主な目的:
- 業者の対応の丁寧さや誠実さを事前に把握できる
- 実際に起きたトラブルの内容や頻度を知ることができる
- 表面的な価格の安さに惑わされず、コストパフォーマンスで判断できる
■ チェックすべき口コミの内容
1. スタッフの対応・マナー
- 挨拶や言葉遣いが丁寧だったか
- 急な対応にも柔軟に応じてくれたか
- 雑な作業をされなかったか
- 無理な営業や追加請求がなかったか
2. 時間の正確さ
- 約束の時間に来たか
- 午後便・フリー便での遅延が多くないか
- 作業終了が大幅に遅れたという報告がないか
3. 荷物の取り扱い
- 家具や家電の破損があったか
- 養生作業(壁や床の保護)がしっかりされていたか
- 運び出し・搬入の丁寧さ
4. トラブル時の対応
- 破損や遅延があったときの補償がスムーズだったか
- クレームへの対応が誠実だったか
- 「対応が悪く、補償してもらえなかった」という声が多い場合は注意
5. 見積もりと請求の一致
- 見積もり通りの金額で請求されたか
- 追加料金が発生した場合、事前に説明があったか
- 契約内容と異なる料金請求がないか
■ 口コミを見るときの注意点
- 1件の悪い口コミだけで判断しない → 複数の口コミを見て、傾向を見ることが大切です。
- 極端に良すぎる・悪すぎるレビューは冷静に見る → サクラや過剰な批判の可能性があるため、具体的なエピソードがあるかを見ましょう。
- 日付を確認する → 古い口コミより、直近半年〜1年以内の投稿を重視します。
- 地域の情報も確認する → 同じ業者でも、支店やエリアによって対応の差があることがあります。
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