ライフライン・契約の見直し

引越しは、ライフライン(電気・ガス・水道・通信・保険など)の契約を見直す絶好のタイミングです。

転居手続きに合わせて料金プランや契約先を変更することで、毎月数千円〜1万円以上の節約につながることもあります

ライフライン・契約の見直し

目次

電気の契約見直し(新電力含む)

電気契約の見直しは、毎月の固定費をムダなく節約できる大きなポイントです。2016年の電力自由化以降、従来の大手電力会社に加え、「新電力会社」からも自由に電気を選べるようになりました

引越し時は、電力会社・プランの切り替えに最適なタイミングです。

【1】電力自由化とは?

  • 2016年の法改正により、家庭向け電力も自由に契約先を選べる時代に
  • 地域の電力会社(例:東京電力・関西電力)以外にも、多数の新電力会社(楽天でんき、Looopでんき、ENEOSでんきなど)が参入
  • サービス内容・料金・特典が各社で異なるため、比較する価値が非常に高い

【2】新電力と旧来の電力会社の違い

比較項目 大手電力会社 新電力会社
料金体系 地域別の従量制プランが基本 固定料金制・割引特化など多彩
特典・キャンペーン 少ない ポイント還元・セット割など豊富
契約条件 基本的に制約なし 最低利用期間・解約金がある会社も
供給の安定性 地域送電網で同じ 供給元は同じなので停電リスク等はなし

品質や安定性は変わらず、料金やサービスに違いが出る

【3】電気契約見直しのステップ

◆ ステップ1:現在の使用状況を把握する

  • 月の使用量(kWh)
  • 契約アンペア数
  • 請求金額(夏・冬など季節変動も確認)

電力会社のマイページ、紙の明細で確認可能

◆ ステップ2:新電力会社・プランを比較する

比較ポイント:

見るべき点 解説
基本料金/従量料金 使用量が多い場合は「従量単価」を重視/少ない場合は「基本料金0円」プランが◎
セット割引 スマホ、ネット、ガスとのセット割で大幅割引になる場合あり
ポイント還元 楽天ポイント・Tポイントなど、利用に応じて付与される場合あり
解約金 なし or 1年縛りなど契約期間を必ずチェック
再エネ/脱炭素プラン 環境重視なら「自然電力」「みんな電力」など再生可能エネルギー系も選択肢

◆ ステップ3:引越し先の物件条件を確認

重要な確認事項 解説
既に契約済か 賃貸では「貸主が一括契約」している場合があるため、管理会社に確認
オール電化かどうか 深夜電力割引など特別プランが適用される場合あり
契約アンペアの変更可否 家族構成や使用機器によって調整が必要なことも

◆ ステップ4:申し込み〜切替手続き

  • 引越しの1~2週間前までに新電力会社へ申込
  • Webで5分ほどで完結。手数料・工事不要(スマートメーター設置済みなら即日切替)
  • 現在の電力会社への解約連絡は不要(自動で切替)
  • 引越し当日はブレーカーを上げるだけで通電可能

【4】おすすめ新電力会社(2025年時点で人気)

新電力会社 特徴
楽天でんき 基本料金0円/楽天ポイントが貯まる/解約金なし
Looopでんき シンプル料金・基本料金0円/電気量だけで決まる
ENEOSでんき ガソリン・ENEOSカードとの相性◎/セット割あり
ソフトバンクでんき スマホ・ネットとのセット割が強力
東京ガスの電気 都市ガスとセットでトータル割引が可能

【5】電気料金の節約効果シミュレーション(例)

世帯:2人暮らし
月間使用量:約300kWh
現在:東京電力 スタンダードプラン

プラン 月額 年間差額(概算)
東京電力 約8,500円
Looopでんき 約7,800円 約▲8,400円
楽天でんき 約7,900円(+楽天P付与) 約▲7,200円相当
ENEOSでんき 約8,000円 約▲6,000円

【6】契約見直しで気をつけるべき点

  • 途中解約時の違約金(一部の会社で発生)
  • サポート体制(大手と違い、緊急時の対応に差がある場合あり)
  • 料金体系の変更通知(原油価格等により変動する場合あり)

引越し時の電気契約見直しは「固定費見直しの第一歩」

  • 自由化により「電気は選べる時代」になっている
  • 引越しのタイミングは切替もスムーズ、年間数千〜数万円の節約も可能
  • 契約内容・生活スタイルに合わせて、最適な電力会社を選ぼう

電気の契約見直し(新電力含む)

ガス契約の見直し(都市ガス/プロパンガス)

〜都市ガスとプロパンガスの違いを理解し、契約見直しで固定費を賢く節約〜

引越しは「ガス契約」を見直す絶好のタイミングです。特に「都市ガスかプロパンガスか」によって、料金・契約自由度・サービスが大きく異なります。

ここでは、ガスの基本知識から契約見直しのポイントまでを詳しく解説します。

【1】ガスの種類と違い(都市ガス/プロパンガス)

項目 都市ガス プロパンガス(LPガス)
主な成分 メタン(天然ガス) プロパン・ブタン
供給方法 地中の配管で供給 ガスボンベで供給(屋外に設置)
主な設置地域 都市部/集合住宅中心 郊外/戸建て/アパート中心
契約自由度 一部自由化(地域により異なる) 完全自由化(どの業者とも契約できる)
料金 安価(公共料金に準拠) 高め(業者によって大きく差)
安全性 軽いガスで漏れても拡散しやすい 重いガスで漏れると床に溜まりやすい
契約者が変えられるか 原則「集合住宅では指定業者固定」 「戸建て・一部賃貸」では自由に選べる

【2】引越し時のガス契約手続きの流れ

◆ 引越し前に行うこと(現在の住居)

  • ガスの「使用停止連絡」
    使用停止日の数日前までに契約会社へ連絡
    → ガスメーターの閉栓(立ち会い不要が多い)

◆ 引越し先で行うこと(新居)

  • 「使用開始の申込」
    → 入居日までにガス会社に電話またはWebで申込
    基本的に立ち会いが必要(ガスの開栓時)

【3】都市ガスの契約見直しポイント(自由化対応)

◆ 都市ガス自由化の背景

  • 2017年4月に都市ガスも自由化 → 小売会社を選べるように
  • ただし、地域や建物によっては変更不可な場合もある

◆ 見直しのメリットと方法

チェック項目 内容
現在の契約会社 地元のガス会社(例:東京ガス、大阪ガス)か、新規参入会社か
新しい契約先の例 楽天ガス、エネオス都市ガス、Looopガスなど
比較のポイント 基本料金・従量料金・セット割(電気・通信)・ポイント還元など
切替の手続き 基本的にWebで5分、解約連絡は不要(新会社が代行)
立ち会い 切替時には不要(契約変更だけの場合)

【4】プロパンガス(LPガス)の見直しポイント

◆ LPガスは完全自由化!契約先を選べる

  • 都市ガスより料金が高めだが、自由に業者を選べる(特に戸建て)
  • 同じ供給地域でも、業者ごとに料金に大きな差がある

◆ 見直し方法

見直しポイント 内容
現在のガス料金を確認 基本料金+従量単価(1m³あたり)を把握
業者の乗り換え可否 戸建て:自由に乗り換え可能
アパート:貸主や管理会社指定のことが多い
比較サイトを活用 「ガス屋の窓口」「エネピ」「プロパンガス料金消費者協会」などで無料診断可
切替手続き 新業者が既存業者と連携してくれるため、契約者側の手間は少ない

【5】ガス会社を見直す際の比較ポイント

比較項目 チェック内容
基本料金 固定費(例:1,800円など)
従量単価 使用量1m³ごとの価格(高いとコストが大幅増)
契約条件 最低利用期間/解約金/メーター交換など
セット割 電気・通信とのセットで割引がある場合あり
安全対策 緊急対応/点検体制なども確認(特にLPガス)

【6】ガス見直しで得られる節約効果

世帯構成 ガス使用量(月) 見直しによる節約額(目安)
1人暮らし 10〜15m³ 月500〜1,000円/年6,000円〜12,000円
2人暮らし 20〜25m³ 月1,000〜1,500円/年12,000円〜18,000円
4人家族 30〜40m³ 月2,000〜3,000円/年24,000円〜36,000円

※特にLPガスは業者間の価格差が激しいため、見直し効果が非常に大きい

【7】注意点・トラブル防止のために

  • 【アパート・マンション】は管理会社や大家が業者を指定している場合が多い
    → 勝手に変更するとトラブルに。事前確認を。
  • 【セット割】を使う場合は、電気・ガスまとめて切替がおすすめ
  • 【乗り換えの勧誘電話】には注意。相見積もりをとるか、自分で比較サイトを使うのが安心。

【8】まとめ:引越し時こそガス契約を見直す好機

  • 都市ガスなら:自由化対応エリアならプラン・契約先の見直しが可能
  • LPガスなら:業者変更だけで月1,000〜2,000円節約できるケースも
  • 引越し手続きの際に、料金の見直し・セット割・サービス内容をまとめて確認しよう

水道料金の確認と手続き

水道は「電気・ガス」と並ぶライフラインの一つですが、「自由化されておらず、地域の水道局との契約が原則」となっています。

引越しのタイミングで正しく手続きを行い、トラブルや無駄な料金請求を防ぐことが重要です。

【1】水道契約の基本知識

項目 内容
管轄 各市区町村の「上下水道局」や「水道事業団」などの公共機関
契約者 原則として入居者本人が契約・支払い(賃貸契約に含まれているケースも)
自由化の有無 自由化されていないため契約先を選ぶことはできない

【2】引越し前(旧居)で必要な手続き

◆ 水道の「使用停止手続き」

手続き項目 詳細
いつまでに? 引越しの3〜5営業日前までが目安
申込方法 電話/Webフォーム/市役所の窓口(自治体により異なる)
必要情報 ・使用者の名前
・住所
・停止希望日
・検針票の「お客様番号」など
精算方法 ・口座引落/クレカ支払いの継続 or 最終月のみ振込票対応(自治体次第)
立ち会い 通常は不要(メーター確認は水道局が実施)

【3】引越し後(新居)で必要な手続き

◆ 水道の「使用開始手続き」

手続き項目 詳細
いつまでに? 入居前日〜当日までに手続き完了が理想
申込方法 各地域の水道局Web/電話/ポストに投函する申込用紙(建物内にあることも)
必要情報 ・新住所
・氏名
・入居日
・連絡先
・希望する支払方法
立ち会い 原則不要(水が出るかどうかを入居時に自己確認)

【4】水道料金のしくみと確認方法

◆ 料金体系(一般的な構成)

項目 内容
基本料金 使用量にかかわらず毎月定額(メーター口径によって異なる)
従量料金 使用量に応じて変動(段階制で単価が上がる)
下水道料金 一体化して請求されるケースが多い(地域によって別請求もあり)
請求サイクル 通常は2ヶ月に1回の検針/請求が多い(1ヶ月ごとの自治体もあり)

◆ 目安金額(月額)

世帯 使用量目安 水道料金目安
一人暮らし 7〜10m³ 約1,500〜2,500円
2人暮らし 12〜15m³ 約3,000〜4,000円
4人家族 20〜30m³ 約4,500〜6,500円

→ ただし、地域・使用量・季節差によって前後あり

【5】支払い方法と便利なサービス

支払い方法 内容
口座振替 一度設定すれば手間なし。用紙の提出 or Webで登録(自治体により異なる)
クレジットカード払い 対応している自治体は増加中。ポイント還元を狙うなら◎
振込用紙(納付書) 郵送された納付書でコンビニ・金融機関で支払い
スマホ決済 LINE Pay、PayPayなどで納付書コード読み取り対応の自治体も増加中

【6】賃貸物件の場合の注意点

内容 対応例
水道料金が家賃に込みか? 物件概要・賃貸契約書を確認/「共益費」に含まれる場合も
管理会社・大家が一括契約 「契約不要」「料金固定」のケースあり(特にアパートで多い)
建物全体で一括契約 → 各戸で割り勘 月額定額 or 独自の単価が設定されている場合もあるため確認が必要

【7】水道の契約・料金確認チェックリスト

チェック項目 状況
引越し前の使用停止連絡を済ませた □はい □まだ
引越し後の使用開始申込を済ませた □はい □まだ
支払い方法を登録済み □口座振替 □クレカ □納付書
水道料金の目安額を把握している □はい □だいたい □わからない
水道料金が共益費に含まれているか確認済み □はい □該当なし

【まとめ】水道契約は「シンプルだけど手続き必須」

  • 自由化されていないため、契約先の選択肢はない
  • その分、手続きの漏れがあると通水されないリスクもある
  • 支払い方法の設定や、家賃に含まれるかどうかの確認も忘れずに!

水道料金の確認と手続き

インターネット回線の契約見直し

引越しのタイミングは、インターネット契約を見直す絶好のチャンスです。現在の契約をそのまま移転するか、新たに乗り換えるかを判断し、通信費の節約や速度改善を実現しましょう。

【1】見直しの目的とメリット

メリット 内容
通信費の削減 不要なオプション解約や割安プランに乗換え可能
通信速度の改善 建物や地域によっては回線の品質が大きく異なる
キャンペーン活用 引越し特典・キャッシュバックなどが豊富
ライフスタイル変化対応 テレワーク、動画視聴、家族構成の変化に対応したプラン選びが可能

【2】インターネット回線の種類と特徴

回線種別 特徴 おすすめ対象
光回線(固定) 高速・安定/工事必要/戸建・集合住宅向け 在宅ワーク、動画視聴、家族世帯
モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi) 工事不要/携帯型/速度・容量制限あり 一人暮らし、仮住まい、短期利用
ホームルーター 工事不要/据置型/光よりはやや不安定 工事ができない賃貸・スピードより手軽さ重視
ケーブルテレビ(CATV) 地域限定/テレビとセット 地元にCATV会社がある場合限定

【3】引越し時のインターネット契約見直しの流れ

◆ STEP1:今の契約を確認

  • 契約中の会社(プロバイダ・回線種別)
  • 契約期間・違約金(更新月かどうか)
  • オプション内容(セキュリティ・電話など)

契約書類・マイページ・明細書で確認可能

◆ STEP2:物件のインターネット環境を確認

確認項目 内容
光回線の提供可否 フレッツ光、auひかり、NURO光などの対応有無(住所検索で可)
マンションの設備 VDSL方式(遅め)/光配線方式(高速)/LAN配線方式など
管理会社指定 特定の回線業者しか使えないケースあり(特に賃貸)

◆ STEP3:乗換え or 移転を判断

選択肢 条件・判断ポイント
現在の契約を移転 解約金が高い/新居が対応エリアである
新たに乗り換え キャンペーンが魅力的/速度や料金改善が見込める
一時的にモバイルWi-Fiを併用 工事待ち期間がある/仮住まいで利用

【4】主要インターネット回線比較(2025年時点・一例)

回線 月額(目安) 特徴 解約金
NURO光 約5,200円 超高速(最大2Gbps)/工事2回必要 あり(〜10,450円)
auひかり 約5,500円 auスマホ割あり/関西・東海は非対応 あり
フレッツ光+プロバイダ 約6,000円 地域対応が幅広い/構成が複雑 あり
ソフトバンク光 約5,700円 ソフトバンクスマホとのセット割あり あり
ドコモ光 約5,500円 ドコモユーザーに最適 あり
GMOとくとくBB光 約4,800円 工事費無料+キャッシュバックあり なし(プランによる)

【5】引越し特典・乗り換えキャンペーンを活用する

特典内容 内容例
工事費無料 最大2万円以上の工事費が無料に
キャッシュバック 1〜4万円相当の現金・ポイント還元
他社解約違約金補填 最大2万円相当を負担してくれるプロバイダもあり
Wi-Fiルーター無料レンタル 最新ルーターを無料で提供する会社も

【6】インターネット契約見直しの注意点

注意事項 対応策
契約期間の縛り 更新月以外は解約金が発生することも(更新月の確認を)
工事スケジュール 繁忙期は2〜4週間待ち/早めの申込を
違約金発生のタイミング 新規回線開通前に旧回線を解約しない(ネットが使えなくなる)
管理会社の指定 マンションでは契約の自由がない場合あり/事前確認を

【7】引越し時のインターネット契約見直しチェックリスト

項目 確認済?
現在の契約内容を把握した(料金・契約期間) □はい □未確認
新居の対応回線を確認した □はい □未確認
乗換え or 移転の方向性を決めた □乗換え □移転 □検討中
キャンペーンや割引内容を比較した □はい □まだ
開通・撤去スケジュールを確認した □はい □未確認

インターネット見直しは“生活快適度”を左右するカギ

  • 通信費の見直しだけでなく、回線速度や安定性もチェック
  • 引越し特典・キャンペーンを活かすと、年間1〜3万円の得も可能
  • “そのまま移転”ではなく、“乗換え”の選択肢も積極的に比較しよう

インターネット回線の契約見直し

携帯電話・スマホのプラン見直し

引越しは、生活環境や通信状況が大きく変わる節目です。この機会にスマホの契約内容を見直すことで、毎月数千円の固定費を削減できる可能性があります。

大手キャリア・格安SIM・プランの選び方を含めて詳しく解説します。

【1】スマホ契約見直しが効果的な理由

タイミング メリット
引越し後の生活変化 Wi-Fi利用頻度や通信環境が変わる
支出の見直し 固定費カットで家計が軽くなる(節約額が積み上がる)
ライフスタイル再設計 データ使用量や通話頻度に応じた最適プランが選べる

【2】見直し前にチェックすべきポイント

◆ 現在の使用状況を把握する

項目 確認内容
データ通信量 月平均使用GB数(例:2GB/5GB/20GB以上)
通話時間 通話の頻度・長さ(定額通話が必要か)
オプション 不要な有料サービスに入っていないか
支払額 基本料金+端末代+オプション=月額合計

契約中のマイページ・請求書・アプリから確認可能

【3】主な契約先の種類と特徴

契約タイプ 代表ブランド 特徴
大手キャリア(MNO) ドコモ/au/ソフトバンク 通信品質が安定/店舗サポートあり/料金は高め
サブブランド UQモバイル/Y!mobile 通信速度は大手並/料金は安め/実店舗あり
格安SIM(MVNO) IIJmio/mineo/OCNモバイルONEなど 安いが通信速度に差あり/ネット契約中心
新興ブランド ahamo(ドコモ)/povo(au)/LINEMO(ソフトバンク) オンライン専用/大容量でも低価格/シンプルなプラン構成

【4】目的別おすすめプラン(2025年最新傾向)

ライフスタイル おすすめブランド プラン概要
データは少なめ(月1〜3GB) povo2.0、OCNモバイルONE、IIJmio 月額1,000円前後、必要なときだけトッピング可
通話もそこそこ、5〜10GB程度 UQモバイル、Y!mobile、LINEMO 月額2,000円前後、かけ放題もオプションで選択可
大容量通信(20GB以上) ahamo、LINEMO、楽天モバイル 20GB前後で月3,000円台、テザリングOK
家族でまとめたい au/ドコモ/ソフトバンク+サブブランド 家族割・固定回線とのセット割が強い
通話メインで安く済ませたい ほぼ全MVNO(+通話定額オプション) 通話し放題(月額700〜1,500円)など追加可能

【5】乗り換え(MNP)の流れとポイント

◆ 乗り換えの基本手順(MNP=電話番号そのまま)

  1. 現在の契約会社で「MNP予約番号」を取得
  2. 乗り換え先の申し込み時にMNP番号を入力
  3. SIMカード・端末が届いたら回線切替(Web・電話)
  4. 開通後、旧回線は自動解約

◆ MNPの注意点

項目 内容
契約期間の縛り 2021年以降は原則解約金なし(旧プランは要注意)
端末代の残債 分割支払中の端末代が残る場合がある
キャリアメール 大手キャリア解約時にアドレスが使えなくなる(有料移行可)
開通タイミング 通信が一時使えなくなる時間帯がある(30分〜1時間程度)

【6】スマホ契約見直しによる節約シミュレーション

世帯 現在の契約 見直し後 節約額(概算)
一人暮らし 大手キャリア:月7,500円 povo2.0+自宅Wi-Fi:月1,000円前後 年間約78,000円の節約
2人家族 家族割なし:合計14,000円 UQモバイル×2:合計5,000円前後 年間約108,000円の節約
4人家族 ドコモ×4人=約26,000円 ahamo×2+LINEMO×2=約12,000円 年間168,000円の節約

【7】見直しチェックリスト

チェック項目 実施状況
月の通信量・通話時間を把握した □はい □未確認
現在の支払額を確認した □はい □未確認
契約中の割引・縛り条件を確認した □はい □未確認
乗換え候補のプランを比較した □はい □検討中
MNP予約番号を取得した □はい □まだ
キャリアメールの代替手段を用意した □はい □使っていない

スマホプランの見直しは「最も効果的な固定費削減」

  • 通信費は毎月かかる出費=年間では数万円の差に
  • 自分の使い方に合ったムダのないプラン選びが鍵
  • 引越しをきっかけに、スマホ・ネット・電気などをまとめて見直すと効果絶大

携帯電話・スマホのプラン見直し

火災保険・家財保険の見直し

引越しのタイミングは、「火災保険」や「家財保険」の見直しに最適です。

契約の義務がある場合も多い一方で、補償の内容・金額・保険料のバランスを把握していない人が多いのも事実。

ここでは、火災保険・家財保険の基礎知識から見直しのポイント、引越し時の手続きまで詳しく解説します。

【1】火災保険・家財保険とは?違いは?

保険種類 対象 補償範囲の例
火災保険(建物) 建物本体 火災・落雷・風災・雪災・水害など
家財保険(動産) 家具・家電・衣類など 火災・盗難・水濡れ・破損など

※賃貸住宅では「建物」は大家側が加入、借主が加入するのは主に家財保険+賠償責任保険です。

【2】引越し時に見直すべき理由

理由 解説
補償対象の内容・金額が変わる 新居の構造・広さ・立地で必要な補償が変化
賃貸契約での強制加入 不動産管理会社から案内される保険が高額なこともある
加入中の保険が継続できない 引越しによって「住所変更=補償変更」になるケース多数
ダブり加入の防止 クレカや火災保険に「家財補償」や「個人賠償」が含まれていることも

【3】保険の種類と契約形態(賃貸・持ち家別)

◆ 賃貸住宅に住む場合

保険 加入の有無
家財保険(動産補償) 必須(契約条件になることが多い)
借家人賠償責任保険 必須(万一の火災で大家に損害を与えた場合の補償)
個人賠償責任保険 任意(第三者への損害:自転車事故など)
火災保険(建物) 大家側が加入しているため不要

※管理会社指定の保険に加入しなくてもよいケースもあり(相当条件を満たせばOK)

◆ 持ち家・分譲住宅に住む場合

保険 加入の有無
火災保険(建物) 必須(住宅ローン契約時に義務)
家財保険 任意(家具・家電・衣類の補償)
地震保険(特約) 任意(火災保険に付帯)

※戸建てとマンションでは、必要な補償内容も異なる(例:共用部分の保険は管理組合が加入)

【4】見直しのポイントと手順

◆ 見直しのポイント5つ

見直し項目 解説
保険金額(家財) 実際に持っている家財に対して過不足ないか確認(目安:一人暮らし200万/4人家族600万)
補償範囲 「水濡れ・盗難・破損」などが必要か/「風災・水災」も要確認
免責金額 自己負担額の有無(例:1万円免責)で保険料が変動
地震保険の有無 建物・家財とも地震による損害には「地震保険(特約)」が必要
保険料・期間 年額型か月額型/2年契約で割安になるプランもあり

◆ 見直し手順

  1. 現在加入している保険の内容を確認(証券・契約書)
  2. 新居の物件条件・家財の総額を把握
  3. 複数の保険会社で見積もり比較(ネットの一括見積もりサイトも便利)
  4. 必要な補償のみ付けて最適化
  5. 新居の入居日から補償がスタートするように加入手続き
  6. 旧居の保険は停止・解約

【5】おすすめ保険会社・比較サイト(2025年時点)

サービス 特徴
楽天損保 家財保険+個人賠償付きプランが割安/楽天ポイントが貯まる
セコム損保 自転車・火災・盗難など補償が幅広い/地震特約あり
SBI日本少額短期保険 ネット申し込み特化/月額プランあり
火災保険一括見積もりサイト 「火災保険ステーション」「価格.com 火災保険」「保険スクエアbang!」などで比較可

【6】火災・家財保険の見直しシミュレーション(例)

条件 見直し前 見直し後 差額
賃貸・一人暮らし 管理会社指定:2年で20,000円 自由選択:2年で12,000円 約8,000円節約
持ち家・3LDK戸建て 建物+家財+地震:年額40,000円 補償見直しで30,000円 約10,000円節約

【7】見直し時の注意点

注意点 解説
管理会社指定の保険か確認 任意加入できるかを賃貸契約書で要確認
保険期間の重複に注意 新居と旧居での保険期間が被らないよう調整
証券を大切に保管 火災・水濡れ時の対応に必要(デジタル保存もおすすめ)
既存の保険・クレカ特典と重複しないか 個人賠償責任保険などが「重複加入」になっていないか要確認

【8】見直しチェックリスト

項目 実施状況
現在の保険内容を把握した □はい □未確認
家財の金額を算出した □はい □概算のみ
見積もり比較をした □複数社比較済み □1社のみ □まだ
補償内容を最適化した □はい □迷っている
保険開始日・解約日を調整した □はい □未調整

火災保険・家財保険は「引越し時の見直し」で最適化できる

  • 補償内容・金額が新生活に合っているかを確認することが重要
  • 特に賃貸の場合は「割高な指定保険」を見直すチャンス
  • 適正な補償で、無駄なく安心な新生活をスタートできる

携帯電話・スマホのプラン見直し

NHK・新聞・サブスク契約の見直し

引越しは、「本当に必要な契約かどうか?」を考え直す絶好の機会です。

NHK、新聞、各種サブスクリプション(動画・音楽・雑誌など)は、生活スタイルや趣味の変化によって必要性が変わるもの。ここでは、それぞれの契約見直しのポイントを詳しく解説します。

【1】NHK受信契約の見直し

◆ NHK受信契約とは?

区分 内容
地上契約 地上波のみ受信(地デジTV・ワンセグ含む)
衛星契約 BS放送が見られる設備あり(BSアンテナ・CATVなど)

NHKは放送法により、TV等の受信設備があると契約義務が発生

◆ 引越し時に必要な手続き

手続き 内容
使用開始の連絡 新住所で受信機器がある場合→契約継続のため住所変更手続き
解約手続き 「TVを廃棄・設置しない場合」のみ可能(証明書類が必要)
手続き方法 電話/Web/NHK公式アプリで可能(契約者番号が必要)

◆ 見直しのポイント

  • ワンセグ付き携帯/ポータブルTV/カーナビでも対象になる場合あり
  • BSを見ていないのに「衛星契約」のまま→不要なら「地上契約」に変更可能
  • ネット配信のみ(TVなし)なら契約義務なし※ただし自己申告+証明必要

◆ NHKの料金(2025年度例)

契約種別 支払い方法 月額(税込)
地上契約 口座・クレカ 約1,100円
衛星契約 口座・クレカ 約2,000円
一括前払い割引あり 年払いで数%引き

【2】新聞購読契約の見直し

◆ 引越し時の対応

パターン 対応
紙の新聞を購読中 購読先に停止連絡と住所変更の手続きが必要
地方紙→全国紙に変更 新居エリアで購読可能な新聞を確認
解約したい場合 引越し日を伝えて停止処理(残期間の返金は販売所による)

◆ 見直しのポイント

見直し項目 内容
情報源の多様化 ネットニュース、電子版、ニュースアプリで代替可能なケース多し
電子版への移行 紙からWebに切り替えると月額料金が減る(例:朝日→電子版なら月約3,800円)
未読紙の処理 読まずに溜まる→ストレス・ゴミの元。習慣になっていないなら見直しを。

【3】サブスクリプションの見直し

◆ よくあるサブスク一覧

ジャンル 代表サービス 月額(目安)
動画配信 Netflix, Amazon Prime, Disney+, Huluなど 500〜2,500円
音楽配信 Spotify, Apple Music, YouTube Music 約980〜1,100円
雑誌読み放題 dマガジン, 楽天マガジン 約400円前後
クラウドサービス Dropbox, iCloud, Google One 130〜1,300円
ゲーム Nintendo Online, PS Plus 月数百円〜

◆ 見直しの方法とチェックポイント

チェック項目 見直しポイント
重複契約 同ジャンルのサービスを複数契約していないか?(例:動画×2、音楽×2)
使用頻度 週1回以下なら解約候補。無料アプリや都度課金に切り替えも検討
家族・シェア ファミリープランに切り替えると1人あたりコスト削減可
無料体験の継続 使ってないのに自動課金されていないか?確認必須
年払い・月払い 年額契約にすると1〜2ヶ月分安くなることも多い

【4】見直しの結果:節約シミュレーション

項目 見直し前(月額) 見直し後(月額) 年間節約額
NHK(衛星) 約2,000円 地上契約1,100円 約10,800円
新聞(紙面) 4,400円 解約/電子版へ移行(1,500円) 約34,800円
サブスク 動画×2+音楽+雑誌:4,500円 動画×1+音楽:2,000円 約30,000円

→ 合計:年間75,000円以上の節約も可能

【5】見直しチェックリスト

  • NHKの住所変更・契約内容を見直した
  • 新聞の継続・解約を検討した
  • サブスクの契約一覧を確認した
  • 不要なサービスを解約した
  • 年払い割引・家族シェアを検討した

「月額数百円」が積もれば年間数万円の出費に

  • 引越しは「契約の棚卸し」としてベストタイミング
  • 使用していないサブスクや自動更新されている契約に気づくきっかけ
  • 「必要なものだけに絞る=お金も時間も心も整う」

NHK・新聞・サブスク契約の見直し

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